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一般的な歯科診療

楽しく会話したり食事をよりおいしく味わったりするには、天然の歯を健康な状態で維持し続けることが重要です。そのため、歯とお口の健康を損なう虫歯や歯周病を作らない、できてしまったとしても早期に発見して治療につなげる必要があります。

ごく初期の虫歯は再石灰化して落ち着く可能性を期待できます。しかし、初期だからこそ痛みや目に見える変化が乏しく、気づかないまま虫歯が深くなってしまうことが少なくありません。虫歯は進行度合いによってC0からC4までの5段階に分類され、数字が大きいほど歯を削る量が増えます。

歯を削った部分を修復するつめ物やかぶせ物は、保険診療の素材のほか、オールセラミック、ハイブリッドセラミック、メタルボンドなど白い素材からも選択可能です。見た目、耐久性、ご予算などを総合的に判断して、ご納得いただけるものをお選びください。

歯周病

「歯茎の腫れが気になる」「歯茎から血や膿が出るようになった」「歯がグラグラする」ようになったなどの症状に心当たりはありませんか。これらは歯周病の代表的な症状ですので、歯科医院を受診することをご検討ください。

歯周病は、レントゲンで顎の骨の状態を確認し、プローブという細い器具を入れて歯周ポケットの深さと出血の有無を調べ、進行度合いを判断します。

軽度の歯周病であれば、ブラッシング方法の見直しと歯垢と歯石の除去で症状の改善が期待できますので、定期的にご来院いただき、歯科医師か歯科衛生士によるケアを受けていただきます。症状が重かった場合には、麻酔をかけた状態で歯茎を切開して歯石などを取り除く外科的な処置が必要です。

歯周病は改善するまで時間がかかるため、患者さまには根気強く取り組んでいただく必要があります。また、症状が改善したからといってお手入れがおろそかになると、治療が振り出しに戻ることもありますので、短いスパンでのご来院をご案内しています。

予防診療

歯とお口の健康維持のため、歯科医院での定期的なチェックと予防ケアを受けていただきたいと考えています。当院では、治療を終えた患者さまに対して、定期的なお口のクリーニングをご案内しています。

お口のクリーニングの目的は、セルフケアでは落としきれない汚れを取り除くことです。特に、細菌の塊が含まれている歯垢や歯石を定期的に取り除くことは、虫歯や歯周病予防の観点で大きなメリットがあります。

お口のクリーニングは、歯石と歯垢、タバコや飲食物による汚れを、染め出し液を使って確認しながら取り除いていきます。歯のすき間はフロスなどの補助具を使いながら掃除していき、仕上げにフッ素を塗布したら完了です。お口の中が清潔になったことで気持ちもサッパリするでしょうし、歯を舌先で触れるとツルツルした感触をお楽しみいただけるかと思います。

入れ歯

使用する素材と作り方によって、入れ歯の仕上がりは大きく変わります。入れ歯作りと調整では、使い心地も見た目もおよろこびいただける入れ歯をお渡しできるよう努めています。

入れ歯には、保険適用のものと自由診療によるものがあります。自由診療のほうが、素材と作り方の選択肢は多くなります。しかし、多くの場合、保険診療でもご納得いただける入れ歯をお作りすることが可能です。

当院の入れ歯作りでは、まずお口の状態を拝見してから、装着時のフィット感、見栄え、噛んだ時の感触など、これから作る入れ歯の具体的なイメージをすり合わせていくことから始めます。

目指しているのは、食事や会話中も違和感のない、生活がちょっと快適になるような入れ歯作りです。入れ歯に対するご要望は、どんなことでもお伝えください。

ホワイトニング

歳を重ねるにつれて、歯のエナメル質は薄くなり対象的に象牙質の層は厚くなり、黄ばんだように見えます。「最近歯の黄ばみが目立ってきた気がする」とお悩みの方は、ホワイトニングを受けてはいかがでしょうか。

当院では、患者さまのご自宅で実施していただけるホームホワイトニングをご案内しています。

ホームホワイトニングは、薬剤を塗布した専用のマウスピースを装着して、歯を削ることなく明るい白さにする方法です。患者さまご自身で実施していただきますので、帰宅後のプライベートな時間を使いながら少しずつ取り組んでいただけます。また、キットの薬剤を使い切った後でも、当院で追加薬剤をご購入いただければいつでも再開できることも、ホームホワイトニングのメリットと言えるでしょう。

初めての方でもチャレンジしていただきやすいよう、歯科医師や歯科衛生士がホームホワイトニングのやり方や注意点などをご案内いたします。

歯科口腔外科

歯科口腔外科では、歯と歯茎を始め、舌や頬、粘膜、顔面の骨や顎関節を対象に診療を行います。当院では主に、親知らずの抜歯、顎関節症の診療などを実施しています。

親知らずの歯の生え方次第では、疲労や体調不良がきっかけで、うずくような痛みが出ることがあります。「親知らずがあるけれど、抜くべきかわからない」とお悩みの方には、生え方を確認して抜歯が必要かどうかお伝えいたしますので、ご相談ください。

顎関節症は、顎の骨と筋肉に過度の負荷がかかることで生じると考えられています。口を開けた時に顎から音がする、顎が痛くて口を開けられないなどの症状が特徴です。特に、寝起きの痛みが強かったり、顎がひっかかるような感触があったりする場合は、なるべく早く受診しましょう。

歯ならびやかみ合わせの問題は、放置すると症状の範囲が広がることがあります。お心当たりのある方は、当院でご相談されてはいかがでしょうか。

小児歯科

「乳歯はやがて抜けるから、虫歯ができても治療しなくていい」と考えている方はいらっしゃいませんか。乳歯は大切な栄養を取り込むのに欠かせませんし、永久歯の生え方にも影響を及ぼします。きちんと治療しておきましょう。

乳歯のエナメル層と象牙質の厚さは、永久歯の半分程度です。そのため、一度虫歯ができると急速に悪くなってしまい、当院にいらっしゃる時には、虫歯が神経の近くまで進行していることが珍しくありません。お子さまの大切な歯を守るには、虫歯ができてから治療するのではなく、ご自宅でのブラッシングに加えて歯科医院での定期チェックと予防処置が重要になります。

お子さまのための予防方法として、歯の表面を強くするフッ素塗布や、歯の溝をフッ素入りの樹脂を埋めるシーラントなどをご提案しています。お子さまの歯に虫歯を作らないよう、当院をお役立ていただければ幸いです。

スポーツマウスガード

当院では、スポーツマウスガードのご提案と作製も承っています。スポーツマウスガードとは、スポーツのプレー中の衝撃から歯を守るために装着するマウスピースのことです。

スポーツによっては、スポーツマウスガードの着用が義務付けられている、あるいは着用が推奨されていることがあります。大切な歯を折ったり口の中をケガしたりする心配を少しでも減らしたい方や、スポーツを力いっぱい楽しみたい方は、まずはご相談ください。来院時には、ご予約をお願いします。